【体験記】DELF B2 筆記試験 受験しました!【試験内容有り】

フランス語
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こんにちは、YUIです。

 

DELF B2の筆記試験をボルドーで受けてきました!
皆さんにお届けするため、当日の試験に出た内容を忘れないうちにこのブログで発信していきます。

 

これからDELF B2 を受験する皆さんの力になれたら嬉しいです。
Production Orale の受験体験も綴っているので、ぜひご覧ください。

 

  • 筆記試験当日にどんな問題が出たのか知りたい

 

こちらの疑問を詳しく解説していきます。

 

  • フランス語学習歴5年
  • 2度のフランス留学経験
  • DELF B2受験経験有り

 

こんな私が答えていきます。

聴解 ( compréhension orale)

このパートは2つの音源を聴いて、質問に答えるパートです。
1つずつ解説していきます。

1つめの音源

最初の1分間設問を読む時間が与えられ、その後1回目の音源を聴きます。
次に設問に答える時間があり、最後にもう一度音声を聞いて再度質問に答える時間が与えられます。

 

内容は、SNSが及ぼす社会に対する影響の音源でした。
設問は、選択問題と記述問題があり、記述問題の方が若干多かったです。

 

設問自体は難しくなく、理解するのに時間がかかりませんでした。
しかし音源が再生されると同時に、固まりました…。10秒くらいペンを動かせませんでした。

 

そうです。設問は理解できたのに音源が設問よりも難しい内容、と言うよりは知らない単語が多かったのです。
こうならないためには、日頃のトレーニングが大切です。

無料で手軽に聴くことができるものをこちらにまとめてありますので、あわせてご覧ください。
>>【 厳選】DELF・仏検リスニング対策のフランス語Podcast3選

 

1回目で放心状態でしたが大まかな内容は聞き取れました。

以下が内容です。

 

2人の全く意見の違う専門家の討論でした。

一方は、ネットのおかげで電車や飛行機のチケットを買えるなど、SNSは有用な面が多くあると主張。

もう一方の専門家は、依存症が懸念されるので、使用を控えるべきであるという考え。

最終的に、SNSを使うなら、コントロールする術を学ぶべきであるという両者の結論に至りました。

 

記述問題が多くて、苦しかったですが、なんとか乗り切りました。
設問を理解していなかったら1点も取れなかったかもしれないです汗

 

なんと言っても2つ目の音源に救われました。
これのおかげで、足切りの5点以上は取れていると思います。

 

2つめの音源

 

1つ目の音声と同様に1分間設問を読む時間が与えられます。
その後1回だけ音源が流され、質問に答える時間があります。

 

世界ボランティアデーについての音源でした。
設問は、選択問題がほとんどで、1つだけ記述問題でした。

1つ目の音声に比べると聞き取りやすい印象でした。
設問と選択肢が短いものが多かったです。

 

以下が内容です。

 

現在フランスには数多くのボランティア団体が存在していると言うことでした。

そして赤十字でボランティアをしている人にインタビューをしている場面がありました。

後半はボランティアスタッフは近年、退職者よりも若い世代が増えてきている述べていました。

 

2つ目の音声は1度しか聞くことができないので、聞くポイントをしっかり絞ることが大切です。

 

以上が私が覚えている範囲でのDELF B2 聴解問題の出題内容です。

 

読解( compréhension écrite)

続いて読解問題を解説します。
読解問題も2つのパートがありました。

 

こちらも1つずつ見ていきましょう。

1つめの読解

 

最初の問題は、昼寝制度を会社に取り入れるということについてでした。

設問は記述問題と選択問題で、後者の方が少し多かったです。正誤問題も2、3問ありました。

 

アメリカやカナダなどの国では、企業がsieste(昼寝)を取り入れているところが多いです。

しかし、フランスの大手企業では取り入れていないところが多いです。

なぜならsiesteは怠惰であると言う見方をされてしまうからです。

しかし専門家によると、siesteを企業に取り入れることは企業に積極的にはたらくといいます。

そのことからフランスではこのsiesteを取り入れる中小企業が増えているようです。

そしてこのsiesteの時間は指導員ではなく従業員自身が管理します。

 

こんな感じの内容でした。難しい単語は特にありませんでした。

文法的にもABC DELFという参考書で取り組んだ問題よりも難しいとは感じませんでした。
読解は量をこなす方が点数が伸びます。
この参考書は各セクション50題ずつ、200題入っているので、結構数をこなせて、重宝するのでおすすめです。


このしっかり問題集に取り組んでいれば平均16点ほどは取れるようになると思います。

 

2つめの読解

 

 

2つ目の読解はフランスの高等機関では留学生には英語ではなくフランス語を教えよう!という内容でした。
やはり読解1よりも少々難しかったです。

 

設問が曖昧な表現だったり、ひっかけ問題のようなものが多かったのでこちらは、てこずりました。

 

フランスへやってくる留学生達の満足の声が、諸外国よりも高いです。

それはフランス語だけでなく英語でも授業がすぐに受けられるからです。

しかしこれは、必ずしもいいこととは言えないでしょう。

なぜなら、母国語以外の言語で授業を受けることは、到達する理解の質が落ちるからです。

もう一つの理由は英語で授業をすることはフランス語学習者が減ってしまうことになるからです。

留学生をフランス全体でサポートしていくことが大切であると筆者は締め括りました。

 

大まかにまとめるとこんな感じの内容でした。
単語力読解力だけでなく、文章の構成をしっかりと把握していないと解けない問題だなという印象でした。

作文 ( production écrite)

 

作文は市長宛の手紙が出てほしいという気持ちだったのですが、上司に向けての手紙でした。

とはいえ、手紙の書き方はほぼ同じなので、落ち着いて257文字書ききりました。

 

だんだん会社付近の物価が上がってきて、苦しいと感じる従業員が増えています。

従業員を代表して、レストランも高いので上司に社員食堂を作ってほしいとお願いする手紙を書きなさい。

その際に、社員食堂を作るメリットを記述しなさい。

 

という内容でした。
書くべき内容がはっきりと指定されていたので書きやすかったです。

 

ここでは、できるだけ条件法や接続法を使って書き上げることを意識しました。

字数は自分で数えるので、最後に字数を書き忘れないように注意してくださいと何度も言われました。

この作文パートは消せるボールペンを使用することをお勧めします。
まだこのペンを持っていない方は、当日私が使用したペンを紹介します。

こちらは安い上に書きやすく消しやすいので重宝していました。

 

まとめ

 

 

  • 聴解はいかに音源が流れる前に早く正確に設問を読み理解できるかが鍵となります。
  • 読解は、日頃から1文1文をしっかり理解して、精読を意識することが大切です。
  • 作文は手紙の書き方と型を覚えて、語彙力を増やすことで高得点を狙えます。

 

最後になりますが、受験者全員が「不安」という気持ちと戦っています。
あなただけではないので安心してください。

 

この不安をいかにしてコントロールするかが重要です。

前日は多少の復習リラックスをして、早く寝て当日に備えましょう。

 

 

以上になります。
これからDELF B2を受験する人や、勉強を始めようと思っている人の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
幸運を🍀